
伊藤 尚
BtoB事業
オフィスプランニンググループ
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今現在の業務を教えてください。
プランニンググループというチームのマネージャーです。
プランニンググループはお客様のオフィスの新規、移転、改装などの際に家具、内装、レイアウトなど提案営業をしているグループです。
マネージャーですが、お客様先へ伺って営業もやっていますし、グループのマネジメントもしています。グループの仲間の案件管理、進捗の確認という仕事もあります。
伊藤さんは、転職してアサヒ商会に入社していますが、
大学卒業後からアサヒ商会に入社するまではどんなお仕事をされていたのですか?
結構いろんなことをしていましたね。
新卒で入社した会社が、国内の食品類の物流を行う会社でしたが、その会社を半年で辞めちゃいました。社内的に色々と問題があって、入社後1年間研修の予定だったのですが、半年で辞めて地元群馬に帰ってきました。順序はあまり覚えていないけど、その後、生協の営業をしばらくやっていたりとか、派遣登録して携帯を作ったりする時期もあったし。後は、雀荘で打ち子をしていたりとか。
店員としてお客さん相手にお金を稼いだりしてましたね。最終的にアサヒ商会に入る前に26歳で(株)ほたか(現在はアサヒ商会の関連会社になった)という会社に、そして、29歳の時にアサヒ商会に入社ました。
仕事を転々とされていたのには訳があったのですか?
漠然と何がしたいというのが若いころには無くて、そもそも就職の時に入りたい業界があったんですが、実際にその業界に入ってみると、「自分が思っていたのと違うな」とすごくギャップを感じました。
それで、辞めてしばらくのんびりしたいなと思って。だけど、25歳の時にちゃんと仕事に就かなきゃいけないなと思って、その時にちょうど高校の同級生だった(株)ほたかの社長から「一緒に働かないか?」と声をかけられて、その後ほたかからアサヒへ、今に至ります。

アサヒ商会に入社したときは、どんなお仕事をしていたのですか?
入社1年目の頃は、安中榛名エリアの中小企業のルート営業と呼ばれる仕事をしていました。消耗品などの商品をお客様に納品に行ったついでに注文を聞いてきて発注する、というのを1年くらいやっていました。2年目になると、今のオフィスソリューショングループの前身となる開発営業グループというチームが出来て、そこでオフィス環境作りをする仕事をするのですが、そこの立ち上げメンバーとして携わり、それからずっとオフィス作りに関する営業をやっていますね。例えばオフィス家具、中古オフィス家具、オフィスで使うあらゆる商品を販売したりする仕事です。途中でインサイドセールスグループというマーケティング業務を行うグループでリーダーをしていたこともありますが。
オフィス家具の営業歴は長いですね。
今はオフィス環境づくりに関するお仕事をされています。
伊藤さんは特に仕事中の感情の起伏があまり見られないような感じを受けていますが、仕事中にすごく燃える瞬間とかあるのですか?無いなら無いでもOKです。
燃えるという表現が合っているか分からないんですが、必要とされることを嬉しく思いますかね。もちろん大きな案件を受注するのも嬉しいですけど、誰かに必要とされること、誰かのために仕事するということが、自分の中ではすごく重要ですね。
自分の評価よりも、「困っているんだけど…」っていうお客様、また、社内の人のために自分は仕事をするという思いが強いです。結果として、それが受注に繋がっていくと思っていますし。ですので、自分は頼まれたり、フォローをしたりした案件がその後うまくいった時なんかは喜びを感じます。
周りには、「感情の起伏が少ない」とか「何考えているか分からない」とよく言われますし、奥さんにも血も涙もないとかって言われますが、実はそんなことはなくて、比較的自分でセーブしています。
以前、感情的になって上手くいかなかった経験があるので、フラットな精神状態で仕事がしたいという思いがあります。
自分が喜んでいたり、感情が高まっている時というのは周りの人からは分かりにくいと思いますし、お客様と接する場面でそういったことが多かったりしますね。

去年大きな案件がありましたね。
お客様のためにという尚さんの誠実さが、大きな結果を残せたのですかね?
自分は、担当営業から引き継ぐ形で案件を進めました。普段の営業活動や営業事務を担当されている2人の方の、日頃の対応や関係性があったからだと思っています。なので、今回は特に自分というより、その2人のおかげだと考えていますね。自分にお客様を紹介してもらえたというのは、日頃の自分の仕事ぶりもあったと思いますので、今後も丁寧な仕事をしていきたいと思いますね。
今回インタビューをしている人の中では、特に社歴が長い人だと思いますが、
ここ10年を振り返った時に、大きくアサヒ商会が変わった瞬間ってどういうところがありますか?どんな風に変わりましたか?
自分がアサヒ商会に入社したのは、社長が現在の社長に変わって半年後くらいでした。以前のアサヒ商会にも㈱ほたかの社員として出入りしていました。
なので、長くアサヒ商会を見てきた身として一番大きく変わったと感じるのは、やはり社長が変わったタイミングだと思います。やる事というか進め方というか、会長(前社長)も新しいもの好きで先進的な取り組みをしていたとは聞いていましたが、社長は、社長の独自のやり方で新しいことをどんどん進めていっているような印象があります。
これまでの10年って組織変更が沢山あったのですが、実際お客様を前にしてやる事って大きく変わってはいないんですが、考え方がその都度変わっていったと思います。例えば仕事の中で注力すべきこととか。組織変更といった経営戦略的に伴う変化も多かったので、その度に自分は考えさせられることが多かったです。
伊藤さん個人で、変化したことってありましたか?
個人的に言うと、70周年事業のライブオフィスチームでの活動(当時の自社のオフィスをお客様の参考になるようにする会社としての大きな取り組み)は転換の機会だったと思います。アサヒ商会の取り組みをお客様にご案内していく事業ですね。
当時は役職についてるわけではなかったのですが、そこでチームリーダーをやらせていただいたことは今思うと大きな変化になったと思います。その後、マネージャーに昇進したのですが、この経験も自分を大きく変えたと思います。別に営業が得意だったわけでもないし、人をまとめるのも得意というわけではなかったです。どちらかというと人前で話すのも苦手ですし。自分を昔から知っている人に「変わったね」とよく言われますね。昔はもっと隅っこに居て表に出ないイメ―ジだったみたいです(笑)
昔は話すのが苦手な自分でしたが、ここ数年は、自分のグループも超えて、他のグループの人とも話したり、相談に乗るという機会が増えました。それで、会社全体を広く見渡すようになりましたね。

今、伊藤さんが仕事の中で挑戦していること、
達成しようと目指していることってどんなことですか?
まずは、自分のグループの目標数字(売上や粗利)という部分は、マネージャーとして達成すべきだと思いますので、それは目指して活動しています。
あと、個人的な話になるのですが、会社の皆がもっと働きやすい職場になるようにしていきたいと思います。
自分より若い人の意見も上司の意見も中間層として自分は聞くことが多いので、アサヒ商会がもっと働きやすくて皆が楽しいと思える会社になるように手助けしていきたいとは思いますね。
伊藤さんは具体的にどういったことをされていますか?
自分は、客観的に見て、社内で人から頼りにされたり、相談をされる機会が多いのですが、多分あまりきついことを言わないからだと思うんですよね。だからこそ、人と人の繋ぎ役としてこれからも動いていきたいなと思います。こういう役回りが、向いていると自分でも思っています。

伊藤さんは、今、アサヒ商会を利用して企んでいることってありますか?
もう実行していることでも良いですけど。
もう少し上に行きたいとは思っています。待遇面を見て役職に就きたいというわけではなく、社内で困っている人達を助けるために自分のできることや方法が今よりも増えると思っていて、そうなるといいなと思っています。
今のような1グループのマネージャーの枠組みを超えて、自分にできることをしていきたいです。
優等生な回答をしてしまいましたけど大丈夫ですかね(笑)
伊藤さんはインタビューした方の中でも、40歳を超えた方です。
40歳を超えたとはいえ、今後も仕事をする時間はまだまだ何十年と残っています。
おそらく若い時と比べると守るものもできたり、或いは見える世界や視座が変わってくることで、今後のキャリアの考え方も変わってきているかもしれません。
アサヒ商会という会社を抜きにして、そもそも今後はどのようなキャリアプランを考えていますか?「こういうことをしてやりたい!」という思いでも良いのですが。
正直なところ、自分は現状働きすぎかなと思っています(笑)
もう少し自分がやるべきこと、得意なことに絞って仕事をしていかなきゃいけないと思っています。
もう少しゆっくりしたいというのがありますかね。仕事に追われてがむしゃらに仕事をしていたので、もう少し家族と過ごしたり、子どもと遊ぶ時間を大切にしたいなと思いますので、働き方を変えて力を集中していきたいですね。
今までの自分の経験を通して、皆に同じような道は通ってほしくないですし、自分も含めて会社全体の働き方や働く環境をより良くしていきたいです。
就活している学生の方にメッセージをお願いします。若いうちに自分の人生や最終的なゴールを決めることは難しいと思います。自分もそうでしたし。漠然としている人も多いと思うんですが、ゴールを就職することに定めずに色々とやってみるのも一つの考え方としてアリだと思っています。むしろそういう経験の中で見つけられると思いますので焦らず探していってほしいです。