「東京は怖いから高崎で子どもとの時間を守るために、働き方を見直した」
── 前職では、どのようなお仕事をされていたのですか。
前職は大手家具量販店で働いていました。最初は家具の販売からスタートして、最終的には店長も任せてもらいました。販売だけでなく、売場づくりやスタッフのマネジメントなど、店舗運営全体に関わる経験をさせてもらいました。
── 家具業界でしっかりキャリアを積まれていたんですね。転職を考えたきっかけは何だったのでしょうか。
一番大きかったのは、子どもとの時間をきちんと確保したかったことです。家庭の事情もあって、自分が中心になって子育てをしていく必要がありました。そうなると、前職のような働き方では、どうしても時間の面で難しい部分が出てきました。
── 仕事そのものを変えたいというより、働き方を見直す必要があったということですね。
そうですね。家具の仕事は好きでしたし、前職で身につけた知識や経験もできれば活かしたいと思っていました。ただ、それ以上に、子どもとの時間を犠牲にしない働き方をしたいという思いが強かったです。その両方を考えながら群馬県内で仕事を探していたときに、アサヒ商会を見つけました。
── 入社の決め手は何でしたか。
基本土日祝がお休みなことと、残業がほとんどないことです。実際に入社してからも、そこは本当に大きいですね。子どもと一緒に過ごせる時間が増えましたし、生活のリズムも安定しました。自分にとっては、安心して働き続けられる環境だと感じています。
「販売から配送へ。違う立場を経験したことで見えたもの」
── 入社後は、最初から販売の仕事だったわけではないんですよね。
はい。最初はオフィス家具の配送·メンテナンスの部署に配属されました。前職では店舗での接客が中心だったので、最初は正直、身体的に大変でした。家具を運ぶ仕事なので、慣れるまではきつい日もありましたね。

── それまでとは、かなり違う仕事だったと思います。
まったく違いました。でも、今振り返ると、あの経験はすごく大きかったです。販売の現場にいるだけでは見えなかったことが、配送の現場ではたくさん見えました。
── たとえば、どのようなことですか。
実際に家具が納品される場所を見ることができるんです。お客様がどんな空間で、どういう目的で家具を使うのか。納品したときに、どういう反応をされるのか。そういう「使う現場の声」を直接聞けたことは、今の接客にも活きています。
── 売る側だけでなく、届ける側を経験したということですね。
そうですね。販売のときは、どうしても商品説明や価格、デザインなどに意識が向きます。でも配送を経験すると、その家具が実際に置かれた後のことまで考えるようになります。お客様にとって本当に使いやすいのか、長く使えるのか、空間に合っているのか。そういう視点が前より強くなりました。
「 もう一度、販売の第一線へ」
── その後、販売の仕事に戻られたのですね。
はい。今年の4月から、オフィスボックスの販売を中心に担当するようになりました。自分としても、もともと得意としていた分野なので、今はとてもやりがいを感じています。
── 久しぶりに販売の現場に戻ってみて、どう感じましたか。
やっぱり楽しいですね。お客様と話しながら、その方に合う商品を一緒に考えていく時間が好きなんだと思います。ただ商品を売るのではなくて、「これなら納得して使っていただける」と思える提案ができたときに、すごく達成感があります。
── 接客で大切にしていることはありますか。
お客様に心から納得して買っていただくことです。こちらが売りたいものを押すのではなくて、お客様が何に困っているのか、どん な使い方をしたいのかを聞いた上で、合うものを提案するようにしています。
── 前職での経験も活きていますか。
かなり活きています。家具 の知識はもちろんですが、売場の見せ方や、お客様が迷っているときの声のかけ方など、前職で学んだことは今でも役立っています。最近では、お客様がGoogleの口コミに嬉しいコメントを書いてくださることもあって、そういう反応を見ると、この仕事をしていてよかったなと思います。

